「広島ゆかりのアニメーション2023」上映会~ひろしま国際平和文化祭応援イベント~
毎年夏に「広島ゆかりのアニメーション」上映を行い、広島とアニメーション、平和を考える機会を作りたいとの想いで、広島市映像文化ライブラリーと共催して始めたこの企画も6年めになります。
☆第1回(2018年)☆ ☆第2回(2019年)☆ ☆第3回(2020年)☆
☆第4回(2021年)コロナのため中止☆ ☆第5回(2022年)☆
来年夏に開催予定の「第2回ひろしま国際平和文化祭」応援イベントとして開催!
アニメーションを広島の新しい都市文化のひとつに
~アニメ『はだしのゲン』映画公開40周年、平和を考える夏に~
この上映会は2018年から開催し、アニメーションに描かれる広島の人々や街の姿を見つめながら、広島とアニメーションの関わりを再発見してきました。
6回目となる今回は、昨年から始まり来年夏に第2回開催予定の「ひろしま国際平和文化祭」応援イベントとして実施します。広島とアニメーションの関わりを再発見し、アニメーションを広島の新しい都市文化の一つとして捉え直す機会となるよう、被爆体験をテーマにした作品、広島在住のアニメーション作家の作品など、広島ゆかりのアニメーションを特集します。
今年は、『はだしのゲン』『はだしのゲン2』のほか、新井監督応援!カープ快進撃応援!の思いもこめて『かっ飛ばせ!ドリーマーズ -カープ誕生物語-』、アニメーションならではの表現を凝縮した短編『ピカドン』『アマイとサダコの祈り』、広島在住アニメーション作家の作品『キドモモドキ』を上映します。
2023年は、『はだしのゲン』漫画連載開始から50周年、アニメ映画公開から40周年にあたる年です。5月にはG7広島サミットも開催され、広島の持つ意味が世界から注目されました。原爆投下から78年、「75年間は荒廃の地となり草木も生えぬだろう」と言われながら、緑したたる街を作り続けた戦後広島の営みをアニメーションや映画の中に見て、平和を考える夏にしていかなければと思います。
開催概要
【期間】2022年8月23日(水)~ 25日(金)
【共催】NPO法人広島アニメーションシティ、広島市映像文化ライブラリー
【会場】広島市映像文化ライブラリー(広島市中区基町3-1)
【鑑賞料】大人510円、シニア(65歳以上)250円、高校生・専門学校生・大学生など無料、小・中学生無料
※高校生・専門学校生・大学生などは鑑賞料が無料です!
「広島ゆかりのアニメーション2023」の作品は、広島市映像文化ライブラリー企画「平和のシネマテーク2023」(実写版『はだしのゲン』など上映)とともに、高校生・専門学校生・大学生の皆さんや、その相当年齢の方は鑑賞料が無料になります。学生証、運転免許証、健康保険証などを映像文化ライブラリー1階受付でお見せください。
この機会に是非、平和への願いがこめられた作品を鑑賞してください。
プログラムと作品紹介
◆8月23日(水)
『ピカドン』『はだしのゲン』(2作品・93分)
開映 ①10:30~ ②14:00~ ③18:00~
『ピカドン』
1978(昭和53)年 スタジオロータス 10分 カラー 16mm
演出/木下蓮三
原爆の悲惨さをアニメーションならではの表現で描き、平和への祈りを短編に凝縮した作品。
『はだしのゲン』
1983(昭和58)年 ゲンプロダクション 83分 カラー 35mm
監督/真崎 守 設定/丸山正雄 プロデューサー/吉元尊則、岩瀬安輝
原作・脚本・製作/中沢啓治
声の出演/宮崎一成、井上孝雄、島村佳江、甲田将樹
原爆の惨禍と戦中戦後をたくましく生きる少年ゲンの姿を描いた、中沢啓治の漫画『はだしのゲン』をアニメーションにした作品。ゲンは原爆で父や姉を失うが、母はその直後、女の子を産む。ゲンは妹のミルクのために懸命に働くが…。
◆8月24日(木)
『アマイとサダコの祈り』、『はだしのゲン2』(2作品・94分)
開映 ①10:30~ ②14:00~ ③18:00~
『アマイとサダコの祈り』
2019(平成31)年 ANT-Hiroshima 8分 カラー DVD
監督/ファウジア・ミナラ
作品提供/ANT-Hiroshima
被爆10年後に白血病で亡くなった佐々木禎子さんの物語を、パキスタンのアーティスト、ファウジア・ミナラが色鮮やかなアニメーションで描く。
▷中国新聞 ヒロシマ平和メディアセンター記事 「禎子さん題材 アニメ完成 パキスタンのミナラさん 米映画祭で1位」
『はだしのゲン2』
1986(昭和61)年 ゲンプロダクション 86分 カラー 35mm
監督/平田敏夫 原作/中沢啓治 製作協力/広島映画センター
声の出演/宮崎一成、島村佳江、甲田将樹、青山貴美
アニメーション『はだしのゲン』の続編。原爆が投下されてから3年後の広島。ゲンは病弱な母を助けながら、仲間の子どもたちとたくましく生きる。ゲンと母との絆、ゲンと仲間たちとの友情に焦点を合わせて描く。
◆8月25日(金)
『キドモモドキ』、『かっ飛ばせ!ドリーマーズ -カープ誕生物語-』(2作品・92分)
開映 ①10:30~ ②14:00~ ③18:00~
『キドモモドキ』
2013(平成25)年 5分 カラー Blu-ray
監督/宮﨑しずか(広島在住アニメーション作家)
まわりの環境にあわせて姿形を変えるキドモモドキが街に出没する。人物を1コマずつ撮影するピクシレーションの技法で、不思議な時空間を描き出す。
『かっ飛ばせ!ドリーマーズ -カープ誕生物語-』
1994(平成6)年 広島映画センター 87分 カラー 35mm
監督/兼森義則(呉市出身) 原案/中沢啓治
声の出演/甲田将樹、小山裕香、風見しんご、相原 勇
戦後まもなくの広島、弟と2人で暮らす進は、仲間たちと草野球に熱中していた。広島にもプロ球団ができるというニュースを聞き、進たちも期待に胸をふくらませる…。中沢啓治の漫画をもとに、カープ誕生のエピソードを交えながら、広島の少年たちがたくましく生きる姿を描く。
※当日の上映分数は、ここに掲載したものと多少異なる場合があります。
※上映開始30分後からの入場はおことわりします。
【お問い合わせ】広島市映像文化ライブラリー
■TEL 082-223-3525
■開館時間:火~土曜日 午前10時~午後8時/日曜日、祝日、8月6日 午前10時~午後5時
■休館日:月曜日(8月6日と祝日は開館)、
祝日の翌日(翌日が土・日・月にあたるときは直後の平日)、12月29日~1月4日
【チラシダウンロード】
▷「広島ゆかりのアニメーション2023」チラシ(表・裏)軽量版(PDF/861KB)
▷「広島ゆかりのアニメーション2023」チラシ(表・裏)高精細版(PDF/3.44MB)