「広島ゆかりのアニメーション」特集上映2019 ~第18回広島国際アニメーションフェスティバル1年前イベント

昨年、好評いただいた「広島ゆかりのアニメーション」特集上映を今年も開催します。
 ☆昨年の上映内容はこちら
広島ゆかりのアニメーション2019チラシ(表)
1970年代後半から現在まで、平和への願いがこめられた広島ゆかりのアニメーションが作られ続け、最近では、戦中の呉や広島を描いた片渕須直監督の『この世界の片隅に』が大ヒットし、広島とアニメーションとの関わりを印象づけました。
また、「愛と平和」の精神のもと1985年に始まった広島国際アニメーションフェスティバルは、国際交流と新しい都市文化の形成に欠かせない映画祭として定着してきました。

本特集では、広島とアニメーションとの関わりを再発見すべく、来年8月に開催される第18回広島国際アニメーションフェスティバルの1年前イベントとして、
・被爆体験をテーマにしたアニメーション
・戦後の広島の復興を描いた作品
・広島出身の若手アニメーション作家の作品
を上映します。

あわせて、過去の広島国際アニメーションフェスティバル受賞作品を上映し、フェスティバルを紹介するパネル展も行います。
アニメーションを、広島の新しい都市文化の一つとして捉え直す機会となれば幸いです。多くの皆様のご来場をお待ちしています。

【日時】2019年8月22日(木)・23日(金)・24日(土)・25日(日)
【会場】広島市映像文化ライブラリー(広島市中区基町3-1)
【共催】NPO法人広島アニメーションシティ、広島市映像文化ライブラリー
【協力】広島市、広島国際アニメーションフェスティバル実行委員会、ANT-Hiroshima

チラシPDFダウンロードはこちらから

上映作品・スケジュール

■8/22(木) [2作品・93分]

①10:30~ ②14:00~ ③18:00~
鑑賞料/大人510円、シニア(65歳以上)250円、平成生まれの方は無料

『ピカドン』
1978(昭和53)年 スタジオロータス 10分 カラー
演出/木下蓮三
原爆の悲惨さをアニメーションならでの表現で描き、平和への祈りを短編に凝縮した作品。

『はだしのゲン』
1983(昭和58)年 ゲンプロダクション 83分 カラー
監督/真崎 守  設定/丸山正雄  プロデューサー/吉元尊則、岩瀬安輝
原作・脚本・製作/中沢啓治
声の出演/宮崎一成、井上孝雄、島村佳江、甲田将樹
原爆の惨禍と戦中戦後をたくましく生きる少年ゲンの姿を描いた、中沢啓治の漫画『はだしのゲン』をアニメーションにした作品。ゲンは原爆で父や姉を失うが、母はその直後、女の子を産む。ゲンは妹のミルクのために懸命に働くが…。

■8/23(金) [2作品・118分]

①10:30~ ②14:00~ ③18:00~
鑑賞料/大人510円、シニア(65歳以上)250円、平成生まれの方は無料

『ヒロシマに一番電車が走った』
1993(平成5)年 NHK広島放送局 32分 カラー
監督/平田敏夫
声の出演/大定純子、吉村美紀、大原穣子、木村知恵美
戦時中の広島、学校に通いながら路面電車の車掌を務める少女たちがいた。その一人、春川弥生は、8月6日の原爆で母や仲間を失いながらも、被爆後はじめて走る一番電車に乗り込んだ…。

『はだしのゲン2』
1986(昭和61)年 ゲンプロダクション 86分 カラー
監督/平田敏夫  設定/丸山正雄  脚本:高屋敷英夫
プロデューサー/吉元尊則、岩瀬安輝、田辺昭太郎
原作/中沢啓治
声の出演/宮崎一成、島村佳江、甲田将樹、青山貴美
アニメーション『はだしのゲン』の続編。原爆が投下されてから3年後の広島。ゲンは病弱な母を助けながら、仲間の子どもたちとたくましく生きる。ゲンと母との絆、ゲンと仲間たちとの友情に焦点を合わせて描く。

■8/24(土) [2作品・95分]

①10:30~ ②14:00~ ③18:00~
鑑賞料/無料

『アマイとサダコの祈り』
2019(平成31)年 ANT-Hiroshima 8分 カラー
監督/ファウジア・ミナラ
被爆10年後に白血病で亡くなった佐々木禎子さんのお話が、パキスタンのアーティスト、ファウジア・ミナラの手によって色鮮やかなアニメーションになった。
(作品提供/ANT-Hiroshima)
中国新聞 ヒロシマ平和メディアセンター記事
「禎子さん題材 アニメ完成 パキスタンのミナラさん 米映画祭で1位」

『かっ飛ばせ!ドリーマーズ -カープ誕生物語-』
1994(平成6)年 広島映画センター 87分 カラー
監督/兼森義則  脚本/高屋敷英夫  プロデューサー/牛尾秀隆、丸山正雄
原案/中沢啓治
声の出演/甲田将樹、小山裕香、風見しんご、相原 勇
カープ誕生のエピソードを交えながら、原爆で家や家族を失った少年たちが草野球に打ち込んで、たくましく生きる姿を描く。

■8/25(日) [2作品・92分]

①10:30~ ②14:00~
鑑賞料/大人380円、シニア(65歳以上)180円、平成生まれの方は無料
※8/25(日)鑑賞料の金額に誤りがありました。
本ページ公開当初「大人510円、シニア(65歳以上)250円」としていましたが、「大人380円、シニア(65歳以上)180円」が正しいです。お詫びして訂正いたします。平成生まれの方の無料は変更ありません。

『この男子、石化に悩んでます。』
2014(平成26)年 コミックス・ウェーブ・フィルム 28分 カラー
監督・原作・脚本/山本蒼美   プロデューサー/酒井雄一
声の出演/蒼井翔太、平川大輔
広島出身のアニメーション作家・山本蒼美による『この男。』シリーズの第4弾。ストレスを感じると体が石化する症状に悩む男子高校生・田万里歩は、自分のことを気にかけてくれる石好きな地学教師・穂仁原に惹かれていく…。
(作品提供/コミックス・ウェーブ・フィルム)
『この男子、石化に悩んでます。』公式サイト

『ジュノー』
2010(平成22)年 アニメ・ジュノー制作委員会 64分 カラー
監督/木村真一郎  プロデューサー/光延青児、岩崎誠  脚本/ 山田靖智
声の出演/家中 宏、豊崎愛生、高垣彩陽、小川真司
被爆直後の広島に大量の医薬品を運び、被爆した人々の治療に当たったスイス人医師・マルセル・ジュノーの生涯を描いたアニメーション。
(作品提供/アニメ・ジュノー制作委員会)
長編アニメーション作品【ジュノー】公式サイト

8月は平成生まれの方は映画鑑賞料が無料です!
2019年8月は、映像文化ライブラリーのすべての上映会で、平成生まれの方は映画鑑賞料が無料になります。学生証、運転免許証、健康保険証など生年月日を確認できる身分証明書をお見せください。

※上映開始30分後からの入場はお断りします。

広島国際アニメーションフェスティバルの紹介 《入場無料》
受賞作品上映
■8/22(木)~8/25(日)連日13:00~ 会場:1階試写試聴室
パネル展(歴代ポスター等)
■8/1(木)~8/31(土) 会場:1階多目的研修室

第18回広島国際アニメーションフェスティバル」は、
JMSアステールプラザで、2020年8月20日(木)~24日(月)に開催します。

【お問い合わせ】広島市映像文化ライブラリー
■TEL 082-223-3525
■開館時間:火~土曜日 午前10時~午後8時(日曜日、祝日、8月6日は午後5時まで)
■休館日:月曜日(8月6日と祝日は開館)、祝日の振替日、12月29日~1月4日

【チラシダウンロード】
「広島ゆかりのアニメーション」上映2019 チラシ(表・裏/軽量版)(PDF/726KB)

「広島ゆかりのアニメーション」上映2019 チラシ(表/高精細版)(PDF/4.1MB)
「広島ゆかりのアニメーション」上映2019 チラシ(裏/高精細版)(PDF/2.8MB)
広島ゆかりのアニメーション2019チラシ(表面) 広島ゆかりのアニメーション2019チラシ(裏面)