「広島ゆかりのアニメーション2022」上映会~ひろしま国際平和文化祭連携イベント~

毎年夏に「広島ゆかりのアニメーション」上映を行いたいとの想いで、広島市映像文化ライブラリーと共催して始めたこの企画も5年めになります。
第1回(2018年)☆ ☆第2回(2019年)☆ ☆第3回(2020年)
第4回(2021年)コロナのため中止☆

今年から新たに始まる「ひろしま国際平和文化祭」の連携イベントとして開催!
アニメーションを広島の新しい都市文化のひとつに

広島ゆかりのアニメーション2022チラシ(表)サムネイルこの上映会は2018年から開催し、アニメーションに描かれる広島の人々や街の姿を見つめながら、広島とアニメーションの関わりを再発見してきました。
5回目となる今回は、今年から新たに始まる「ひろしま国際平和文化祭」連携イベントとして、広島とアニメーションの関わりを再発見し、アニメーションを広島の新しい都市文化の一つとして捉え直す機会となるよう、被爆体験をテーマにした作品、広島在住のアニメーション作家の作品など、広島ゆかりのアニメーションを特集します。

1970年代、1980年代、1990年代、2000年代、2010年代の各年代に発表された長編アニメーション4作品、短編アニメーション4作品を選びました。広島の心を伝える作品、広島在住のアニメーション作家の個性あふれる短編作品など、広島ゆかりのアニメーションをお楽しみください。

開催概要

【期間】2022年8月2日(火)~ 5日(金)
【共催】NPO法人広島アニメーションシティ、広島市映像文化ライブラリー
【会場】広島市映像文化ライブラリー(広島市中区基町3-1)

プログラムと作品紹介

◆8月2日(火)
『ピカドン』『はだしのゲン』(2作品・93分)
開映 ①10:30~ ②14:00~ ③18:00~
鑑賞料/大人510円、シニア(65歳以上)250円、高校生250円、小・中学生無料

『ピカドン』
1978(昭和53)年 スタジオロータス 10分 カラー 16mm
演出/木下蓮三
原爆の悲惨さをアニメーションならではの表現で描き、平和への祈りを短編に凝縮した作品。

『はだしのゲン』
1983(昭和58)年 ゲンプロダクション 83分 カラー
監督/真崎 守  設定/丸山正雄  プロデューサー/吉元尊則、岩瀬安輝
原作・脚本・製作/中沢啓治
声の出演/宮崎一成、井上孝雄、島村佳江、甲田将樹
原爆の惨禍と戦中戦後をたくましく生きる少年ゲンの姿を描いた、中沢啓治の漫画『はだしのゲン』をアニメーションにした作品。ゲンは原爆で父や姉を失うが、母はその直後、女の子を産む。ゲンは妹のミルクのために懸命に働くが…。

◆8月3日(水)
『太陽をなくした日』、『はだしのゲン2』(2作品・105分)
開映 ①10:30~ ②14:00~ ③18:00~
鑑賞料/大人510円、シニア(65歳以上)250円、高校生250円、小・中学生無料

『太陽をなくした日』
2002(平成14)年 スタジオみのる 19分 カラー 16mm
監督/前田 稔(広島在住アニメーション作家)
セミが鳴き、子どもたちの歓声が聞こえる。そんな日常を奪う原爆が広島に投下され…。広島出身の前田稔監督が描いたピース・アニメーション。第10回広島国際アニメーションフェスティバル上映作品。

『はだしのゲン2』
1986(昭和61)年 ゲンプロダクション 86分 カラー 35mm
監督/平田敏夫 原作/中沢啓治 製作協力/広島映画センター
声の出演/宮崎一成、島村佳江、甲田将樹、青山貴美
アニメーション『はだしのゲン』の続編。原爆が投下されてから3年後の広島。ゲンは病弱な母を助けながら、仲間の子どもたちとたくましく生きる。ゲンと母との絆、ゲンと仲間たちとの友情に焦点を合わせて描く。

◆8月4日(木)
『アマイとサダコの祈り』、『クロがいた夏』(2作品・75分)
開映 ①10:30~ ②14:00~ ③18:00~
鑑賞料/大人510円、シニア(65歳以上)250円、高校生250円、小・中学生無料

『アマイとサダコの祈り』
2019(平成31)年 ANT-Hiroshima 8分 カラー DVD
監督/ファウジア・ミナラ
作品提供/ANT-Hiroshima
被爆10年後に白血病で亡くなった佐々木禎子さんの物語を、パキスタンのアーティスト、ファウジア・ミナラが色鮮やかなアニメーションで描く。
米国「MY HERO International Film Festival 2018」アニメーション部門1位
▷中国新聞 ヒロシマ平和メディアセンター記事 「禎子さん題材 アニメ完成 パキスタンのミナラさん 米映画祭で1位」

『クロがいた夏』
1990(平成2)年 ゲンプロダクション、中国放送 67分 カラー 35mm
監督/白土 武 原作/中沢啓治
声の出演/田口悦子、小刀将弘、中島ゆき、矢田耕司
伸子と誠のきょうだいは、カラスにおそわれていた子猫を助け、クロと名づけて育てる。が、8月6日の原爆は、クロの命も奪っていった。子どもたちと子猫のふれあいを通して、原爆の悲惨さを訴えるアニメーション。

◆8月5日(金)
『キドモモドキ』、『黒い雨にうたれて』(2作品・99分)
開映 ①10:30~ ②14:00~ ③18:00~
鑑賞料/大人510円、シニア(65歳以上)250円、高校生250円、小・中学生無料

『キドモモドキ』
2013(平成25)年 5分 カラー Blu-ray
監督/宮﨑しずか(広島在住アニメーション作家)
まわりの環境にあわせて姿形を変えるキドモモドキが街に出没する。人物を1コマずつ撮影するピクシレーションの技法で、不思議な時空間を描き出す。広島県「第1回新県美展」優秀賞。

『黒い雨にうたれて』
1984(昭和59)年 ゲンプロダクション、土田プロダクション 94分 カラー 35mm
監督/白土 武  声の出演/西城秀樹、島村佳江、大林丈史、政宗一成
原爆を扱った中沢啓治作品の原点ともいえる劇画をもとにしたアニメーション。原爆投下から30数年たった広島。幼い頃に被爆した岩田武司がマスターをつとめるスナック「赤馬」。そこに集まる被爆者の怒りと悲しみを描く。
(この作品は大人向けに製作されたアニメーションです。)

※当日の上映分数は、ここに掲載したものと多少異なる場合があります。
※上映開始30分後からの入場はおことわりします。

※新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、上映中止になる可能性があります。映像文化ライブラリーホームページをご覧いただくか、直接お電話でお問い合わせください。

【お問い合わせ】広島市映像文化ライブラリー
■TEL 082-223-3525
■開館時間:火~土曜日 午前10時~午後8時/日曜日、祝日、8月6日 午前10時~午後5時
■休館日:月曜日(8月6日と祝日は開館)、
     祝日の翌日(翌日が土・日・月にあたるときは直後の平日)、12月29日~1月4日

【チラシダウンロード】
「広島ゆかりのアニメーション2022」チラシ(表・裏)(PDF/2.62MB)

広島ゆかりのアニメーション2022チラシ(表) 広島ゆかりのアニメーション2022チラシ(裏)