「広島ゆかりのアニメーション2024」上映会~ひろしま国際平和文化祭コラボイベント~
毎年夏に「広島ゆかりのアニメーション」上映を行い、広島とアニメーション、平和を考える機会を作りたいとの想いで、広島市映像文化ライブラリーと共催して始めたこの企画も7年めになります。
☆第1回(2018年)☆ ☆第2回(2019年)☆ ☆第3回(2020年)☆
☆第4回(2021年)コロナのため中止☆ ☆第5回(2022年)☆ ☆第6回(2023年)☆
この8月開催「第2回ひろしま国際平和文化祭」のコラボイベントとして実施!
アニメーションを広島の新しい都市文化のひとつに ~アニメーションから広島を見つめる夏に~
この上映会は2018年から開催し、アニメーションに描かれる広島の人々や街の姿を見つめながら、広島とアニメーションの関わりを再発見してきました。
6回目となる今回は、第2回ひろしま国際平和文化祭コラボイベントとして実施します。広島とアニメーションとの関わりを再発見し、アニメーションを広島の新しい都市文化の一つとして捉え直す機会となるよう、被爆体験をテーマにしたアニメーション、広島を舞台にした作品、広島在住のアニメーション作家の作品など、広島ゆかりのアニメーションを特集します。
今年は、カープ快進撃応援!『かっ飛ばせ!ドリーマーズ -カープ誕生物語-』、『はだしのゲン』『はだしのゲン2』、アニメーションならではの表現を凝縮した短編『ピカドン』『アマイとサダコの祈り』、広島在住アニメーション作家の作品と、大崎下島を作品舞台のモデルとした2012年公開の長篇アニメ『ももへの手紙』を上映します。
草野球をしながら戦後を生きる少年たちと呉の進駐軍兵士の交流、カーブ球団誕生の歓喜や草創期エピソードを描く『かっ飛ばせ!ドリーマーズ -カープ誕生物語-』は、今年で公開30周年になります。カープファンに是非見ていただきたいアニメーション。監督は呉市出身、『銀河鉄道999』などで作画に携わったアニメーターでもある兼森義則さんです。
『ももへの手紙』は、瀬戸内の美しい風景や町並み、人のこころの暖かさを感じることのできる名作です。この機会にぜひ鑑賞してください!
そして!今年は『はだしのゲン』『はだしのゲン2』でゲンを演じた声優・宮崎一成さんをお招きして、アフタートークをしていただきます。どうぞお楽しみに!
開催概要
【期間】2022年8月22日(木)~ 25日(日)
【共催】NPO法人広島アニメーションシティ、広島市映像文化ライブラリー
【会場】広島市映像文化ライブラリー(広島市中区基町3-1)
【鑑賞料】8/22~24の上映:大人510円、シニア(65歳以上)250円、25才以下無料
8/25の上映:大人380円、シニア(65歳以上)180円、25才以下無料
★[U25]8月の上映は25歳以下の方は鑑賞料が無料です。
「広島ゆかりのアニメーション2024」の作品は、広島市映像文化ライブラリーの8月上映企画「夏休み特集 みんなでシネマ」「ヤマガタ in 広島 山形国際ドキュメンタリー映画祭優秀作品上映会」とともに、25歳以下の方は年齢のわかる証明書(学生証・運転免許証・健康保険証など)を映像文化ライブラリーの1階受付にてご提示により、鑑賞料が無料となります。
この機会に是非、広島を見つめる作品、平和への願いがこめられた作品、貴重な海外のドキュメンタリー作品など名作を鑑賞してください。
プログラムと作品紹介
■8月22日(木)
『アマイとサダコの祈り』、『かっ飛ばせ!ドリーマーズ -カープ誕生物語-』(2作品・95分)
開映 ①10:30~ ②14:00~ ③18:00~
『アマイとサダコの祈り』
2019(平成31)年 ANT-Hiroshima 8分 カラー DVD
監督/ファウジア・ミナラ
被爆10年後に白血病で亡くなった佐々木禎子さんの物語を、パキスタンのアーティスト、ファウジア・ミナラが色鮮やかなアニメーションで描く。
(作品提供/ANT-Hiroshima)
▷中国新聞 ヒロシマ平和メディアセンター記事 「禎子さん題材 アニメ完成 パキスタンのミナラさん 米映画祭で1位」
『かっ飛ばせ!ドリーマーズ -カープ誕生物語-』
1994(平成6)年 広島映画センター 87分 カラー 35mm
監督/兼森義則(呉市出身) 原案/中沢啓治
声の出演/甲田将樹、小山裕香、風見しんご、相原 勇
戦後まもなくの広島、弟と2人で暮らす進は仲間たちと草野球に熱中し、広島にプロ球団ができるというニュースに喜ぶ。中沢啓治の漫画をもとに、カープ誕生のエピソードを交えて、前向きに生きる少年たちを描く。
■8月23日(金)
『ピカドン』『はだしのゲン』(2作品・93分)
開映 ①10:30~ ②14:00~ ③18:00~
『ピカドン』
1978(昭和53)年 スタジオロータス 10分 カラー 16mm
演出/木下蓮三
原爆の悲惨さをアニメーションならではの表現で描き、平和への祈りを短編に凝縮した作品。
『はだしのゲン』
1983(昭和58)年 ゲンプロダクション 83分 カラー 35mm
監督/真崎 守 設定/丸山正雄 プロデューサー/吉元尊則、岩瀬安輝
原作・脚本・製作/中沢啓治
声の出演/宮崎一成、井上孝雄、島村佳江、甲田将樹
中沢啓治の漫画『はだしのゲン』を原作にしたアニメーション。ゲンは原爆で父や姉、弟を失うが、母はその直後、女の子を産む。ゲンは妹のミルクのために懸命に働くが…。
<トークあります!>14:00からの上映終了後、『はだしのゲン』ゲン役の声優・宮崎一成さんのアフタートークを行います。(約20分)
■8月24日(土)
『太陽をなくした日』、『はだしのゲン2』(2作品・105分)
開映 ①10:30~ ②14:00~ ③18:00~
『太陽をなくした日』
2002(平成14)年 スタジオみのる 19分 カラー 16mm
監督/前田 稔(広島在住アニメーション作家)
日常を奪う原爆が広島に投下され…。広島出身の前田稔監督が描いたピース・アニメーション。
『はだしのゲン2』
1986(昭和61)年 ゲンプロダクション 86分 カラー 35mm
監督/平田敏夫 原作/中沢啓治 製作協力/広島映画センター
声の出演/宮崎一成、島村佳江、甲田将樹、青山貴美
アニメーション『はだしのゲン』の続編。原爆が投下されてから3年後の広島。ゲンは病弱な母を助けながら、仲間たちと力強く生きる。ゲンと母との絆、ゲンと仲間たちとの友情に焦点を合わせて描く。
■8月25日(日)
『この男子、宇宙人と戦えます。』、『ももへの手紙』(2作品・149分)
開映 ①10:30~ ②14:00~
『この男子、宇宙人と戦えます。』
2011(平成23)年 コミックス・ウェーブ・フィルム 28分 カラー DVD
監督/山本蒼美 声の出演/木村良平、豊永利行、平川大輔
広島出身の山本蒼美監督の商業デビュー作。セカイは宇宙人に侵略され、記憶喪失の高校生・カカシは、宇宙人と戦える唯一の存在となった。宇宙人臨時対策本部の職員たちに見守られ、カカシは戦うが…。
(作品提供/コミックス・ウェーブ・フィルム)
『ももへの手紙』
2012(平成24)年 「ももへの手紙」製作委員会 121分 カラー Blu-ray
監督/沖浦啓之 声の出演/美山加恋、優香、西田敏行、山寺宏一
天国の父が遺した手紙を胸に、11歳の宮浦ももは母・いく子と一緒に瀬戸内海の島に移り住んだ。ある日、ももは不思議な妖怪イワ、カワ、マメと出会う。主に大崎下島の御手洗地区が舞台のモデルとなっている。
(作品提供/シネマキャラバンV.A.G)
★公開当時PRに使われた妖怪イワ、カワ、マメの着ぐるみが、大崎下島の呉市 豊市民センター(支所)/みかんメッセージ館に出現しています。これはかつてHACが縁あって角川映画から譲り受け、聖地(作品舞台)へ里帰りしたのです。ぜひ訪ねてみてください。
※当日の上映分数は、ここに掲載したものと多少異なる場合があります。
※上映開始30分後からの入場はおことわりします。
【お問い合わせ】広島市映像文化ライブラリー
■TEL 082-223-3525
■開館時間:火~土曜日 午前10時~午後8時(日曜日、祝日、8月6日は午後5時まで)
■休館日:月曜日(8月6日と祝日は開館)、祝日の振替日、12月29日~1月4日
【チラシダウンロード】
▷「広島ゆかりのアニメーション2024」チラシ(表・裏)(PDF/1.8MB)