「広島ゆかりのアニメーション」特集上映2020
毎年夏に「広島ゆかりのアニメーション」上映を行いたいとの想いで、広島市映像文化ライブラリーと共催して始めたこの企画も3年めになります。
☆第1回(一昨年)の上映内容はこちら☆ ☆第2回(昨年)の上映内容はこちら☆
広島とアニメーションの関わりの再発見 アニメーションで見つめ直す広島
今年で3年連続の開催となる本上映会は、広島ゆかりのアニメーション作品を紹介しながら、広島とアニメーションの関わりを再発見し、アニメーションに描かれた広島を見つめ直して、アニメーションを広島の新しい都市文化の一つとして捉える機会とすることを目指します。
今回の上映会では、1970年代後半から1980年代、そして1990年代に製作された広島ゆかりのアニメーション作品の中から4本の作品を選びました。広島とアニメーションを結びつける記念碑的作品と言える『ピカドン』をはじめ、戦後広島の復興期に広島カープが誕生した時期を子ども達の視点から描く『かっ飛ばせ! ドリーマーズ ~カープ誕生物語~』。さらに、被爆からわずか3日後に再開された路面電車を運転する少女を描いた『ヒロシマに一番電車が走った』、漫画家の中沢啓治氏原作の『クロがいた夏』を上映します。
▲ピカドン ©スタジオロータス |
▲かっ飛ばせ!ドリーマーズ ~カープ誕生物語~ |
▲ヒロシマに一番電車が走った ©2005 NHK |
▲クロがいた夏 |
開催概要
【期間】2020年7月30日(木)・31日(金)
【共催】NPO法人広島アニメーションシティ、広島市映像文化ライブラリー
【会場】広島市映像文化ライブラリー(広島市中区基町3-1) TEL082-223-3525
【協力】広島国際アニメーションフェスティバル実行委員会
※新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、急遽、上映が中止・変更になる場合があります。
<来館に際してのお願い>
発熱や咳など体調に不安がある方は、ご入館をお控えください。ご入館の際は、マスクを着用してください。マスクを着用されていない場合はご入館をお控えください。広島県外からのお客様は、各都道府県の移動自粛要請にあわせてご来館いただくようお願いします。
プログラムと作品紹介
◆7月30日(木)
『ピカドン』『かっ飛ばせ!ドリーマーズ ~カープ誕生物語~』(2作品・97分)
開映 ①10:30~ ②14:00~ ③18:00~ (各回限定84席)
鑑賞料/大人510円、シニア(65歳以上)250円、高校生250円、小・中学生無料
『ピカドン』
1978(昭和53)年 スタジオロータス 10分 カラー 16mm
演出/木下蓮三
原爆の悲惨さをアニメーションならではの表現で描き、平和への祈りを短編に凝縮した作品。
『かっ飛ばせ! ドリーマーズ ~カープ誕生物語~』
1994(平成6)年 広島映画センター 87分 カラー 35mm
監督/兼森義則
声の出演/甲田将樹、小山裕香、風見しんご、相原 勇
カープ誕生のエピソードを交えなから、原爆で家や家族を失った少年たちが草野球に打ち込んで、たくましく生きる姿を描く。
◆7月31日(金)
『ヒロシマに一番電車が走った』『クロがいた夏』(2作品・99分)
開映 ①10:30~ ②14:00~ ③18:00~ (各回限定84席)
鑑賞料/大人510円、シニア(65歳以上)250円、高校生250円、小・中学生無料
『ヒロシマに一番電車が走った』
1993(平成5)年 NHK広島放送局 32分 カラー DVD
監督/平田敏夫
声の出演/大定純子、吉村美紀、大原穣子、木村知恵美
戦時中の広島、学校に通いながら路面電車の車掌を務める少女たちがいた。その一人、春川弥生は、8月6日の原爆で母や仲間を失いながらも、被爆後はじめて走る一番電車に乗り込んだ….
『クロがいた夏』
1990(平成2)年 ゲンプロダクション、中国放送 67分 カラー 35mm
監督/白土 武
声の出演/田口悦子、小刀将弘、中島ゆき、矢田耕司
伸子と誠のきょうだいは、カラスにおそわれていた子猫を助け、クロと名づけて育てる。が、8月6日の原爆は、クロの命も奪っていった。子どもたちと子猫のふれあいを通して、原爆の悲惨さを訴えるアニメーション。