2020年度広島市委託事業・メディア芸術振興プロジェクト推進業務「広島アニメーションだより」発行

昨年度に続き、広島市からの委託を受けて、「広島アニメーションだより（Hiroshima Animation Letter）」の編集を当NPOが担当しています。
A4サイズ4ページ（A3二つ折り）のニュースレターです。

平成24（2012）年度までは「アニフェスだより」の名前で、広島国際アニメーションフェスティバル関連情報を伝えるニュースレターとして、広島国際アニメーションフェスティバル事務局が発行していたものです。
当NPOが編集を担当することで、広島国際アニメーションフェスティバル関連情報に加えて、広島のメディア芸術動向やイベント情報・レポート、広島ゆかりのアニメーション作品の応援など、幅広くお伝えしています。年間3号発行します。

Vol.22は2020年7月22日、Vol.23は2020年11月5日、Vol.24は2021年3月12日に発行。

Vol.22では、メイン特集は新型コロナ禍の下、オンラインによる審査となった第18回広島国際アニメーションフェスティバルについて、第2特集では、今年で3回目となる当NPO企画、広島市映像文化ライブラリー共催「広島ゆかりのアニメーション」上映会（7/30～31）を取り上げています。
広島ゆかりのアニメーション上映会は2日間に縮小開催となりましたが、『ピカドン』、『かっ飛ばせ! ドリーマーズ～カープ誕生物語～』、『ヒロシマに一番電車が走った』、『クロがいた夏』の4本を上映します。戦後広島の復興期に広島カープが誕生した時期を子ども達の視点から描く『かっ飛ばせ! ドリーマーズ～カープ誕生物語～』は、昨年度に広島市映像文化ライブラリーに収蔵された35mmフィルム上映です。是非ご覧になってください。
他に、ミニシアター閉館の危機を救うためのクラウドファンディング「ミニシアター・エイド（Mini-Theater AID）基金」についてのコラムや、毎号掲載「この世界の片隅にNews」、マンガやアニメーションに関する美術展のご紹介など掲載しています。

Vol.23では、オンライン選考・審査を経て選ばれた第18回広島国際アニメーションフェスティバル受賞作品を紹介しています。グランプリは『Daughter(ドーター)』、ヒロシマ賞は『Am I a Wolf?(アムアイアウルフ？)』、デビュー賞は『Beetle in the Anthill(ビートルインジアントヒル)』、木下蓮三賞は『Warm star(ウォームスター)』が受賞しました。国際審査委員特別賞と優秀賞の各7作品も紹介しています。
[Pick Up!]には、オンライン開催となったICAF（Inter College Animation Festival)2020について、東京工芸大学芸術学部アニメーション学科准教授・山中幸生先生より寄稿いただきました。尾道市立大学・黒田教裕先生、比治山大学短期大学部・宮﨑しずか先生のコメントとともに、アニメーションを学び続ける学生さんや指導される先生方の思いを感じられます。
広島メディア芸術に関する[Event Information]や[Report & News]もコロナ禍の中で工夫しながら開催されている事業をご紹介しています。

Vol.24では、特集「コロナ禍での広島メディア芸術の今、これから」として、この1年、広島でメディア芸術に関わる方がどんな思いでどんな対応をされてきたかを寄稿していただきました。読み応えのあるものばかりです。「今」を残し、「これから」に向けての希望を見いだしていけたらと考えています。
[Pick Up!]には、比治山大学短期大学部美術科映像・アニメーションコース宮﨑しずか研究室の活動をご紹介しました。
[Event Information]では、毎年恒例「ひろしま映像ショーケース」（3/20・21）、コスカレードin広島市森林公園8（4/4）をご案内。コロナ対策を取りながら開催されるイベントを少しずつでも案内していきます。