2019年度広島市委託事業・メディア芸術振興プロジェクト推進業務「広島アニメーションだより」発行

昨年度に続き、広島市からの委託を受けて、「広島アニメーションだより（Hiroshima Animation Letter）」の編集を当NPOが担当しています。
A4サイズ4ページ（A3二つ折り）のニュースレターです。

平成24（2012）年度までは「アニフェスだより」の名前で、広島国際アニメーションフェスティバル関連情報を伝えるニュースレターとして、広島国際アニメーションフェスティバル事務局が発行していたものです。
当NPOが編集を担当することで、広島国際アニメーションフェスティバル関連情報に加えて、広島のメディア芸術動向やイベント情報・レポート、広島ゆかりのアニメーション作品の応援など、幅広くお伝えしています。年間3号発行します。

Vol.19は2019年7月29日、Vol.20は2019年12月20日、Vol.21は2020年3月10日に発行。
今年度は4ページ（A3二つ折り）でのお届けとなりました。昨年よりページ数は減りましたが、充実した内容をお送りする所存です。

Vol.19では、メイン特集は当NPO企画、広島市映像文化ライブラリーと共催「広島ゆかりのアニメーション」上映会（8/22～25）。『ピカドン』『はだしのゲン』『はだしのゲン2』をはじめとして、1970年代後半から現在までに作られた平和への願いがこめられた広島ゆかりのアニメーション8作品を特集上映して、広島とアニメーションの関わりを再発見していただきたいとの思いで企画したものです。
他に、地域発デジタルコンテンツ総務大臣奨励賞を受賞した基町高校のアニメーション作品紹介、ポップラ劇場2019市民野外上映会『ももへの手紙』（8/17）お/知らせ、八丁座『この世界の片隅に』英語字幕版上映（8/2～1週間限定）応援記事も掲載しています。
《参考情報》映画『この世界の片隅に』初の地上波放送は8/3（土）21:00～ NHK総合にて、また、NHKスペシャル「#あちこちのすずさん」は8/10（土）21:00～同じくNHK総合にて。劇場で楽しみ、テレビで楽しみ、両方体験できて、“戦争の記憶”をつないでいくアニメーションの力を感じられる貴重な期間となりそうです。

Vol.20では、2016年11月公開『この世界の片隅に』から3年の期間を経て、この12月に新しい映画として公開される『この世界の（さらにいくつもの）片隅に』 11月下旬に広島国際映画祭オープニング作品として上映された「特別先行版」レポートを中心に見どころを特集しています。
他に、10月～11月初にかけて開催された国際アニメーション・デー2019in広島の上映会紹介や10月下旬に横川ゾンビナイト連携企画として当NPO主催「ゾンビ大学特別ゼミナール」のレポート。広島のメディア芸術動向を取り上げる◆Pick UP!◆コーナーでは、穂高健一氏の歴史小説『広島藩の志士～二十歳の英雄　高間省三物語』の全編漫画化プロジェクトを紹介しています。2020年1月～2月開催の比治山大学短期大学部美術家、広島市立大学芸術学部、広島国際学院大学情報デザイン学科の卒業制作展の情報も掲載しています。

Vol.21では、巻頭特集に第18回広島国際アニメーションフェスティバル（2020年8月開催）公式ポスタービジュアルを掲載し、国際名誉会長アレクサンドルペトロフ氏とポスターアートワーク＆デザイン担当の辻直之氏をご紹介、ボランティアや広告協賛の募集をご案内しています。その他、2019年12月公開された映画『この世界の（さらにいくつもの）片隅に』の片渕監督＆声優・新谷真弓さんの八丁座舞台挨拶レポート、Pick Up!コーナーにて2020年4月25～26日開催予定の「ポップカルチャーひろしま2020」を取り上げています。