「広島ゆかりのアニメーション」特集上映

広島ゆかりのアニメーションチラシ(表)「この夏、広島はアニメーションが熱い!」キャンペーンの一環として、当NPOでは広島市映像文化ライブラリーと共催で「広島ゆかりのアニメーション」と題した特集上映を開催します。

本特集では、広島とアニメーションとの関わりを再発見すべく、第17回広島国際アニメーションフェスティバルの応援企画として、
・原爆をテーマにした作品
・戦後の広島の復興を描いた作品
・広島出身の若手アニメーション作家の作品
を上映します。

これらの作品が一堂に会して上映されるのは、めったにない機会です。
アニメーションを、広島の新しい都市文化の一つとして捉えなおす機会となれば幸いです。多くの皆様のご来場をお待ちしています。
【日時】2018年8月10日(金)・11日(土・祝)・12日(日)・15日(水)
【会場】広島市映像文化ライブラリー(広島市中区基町3-1)
【主催】NPO法人広島アニメーションシティ、広島市映像文化ライブラリー
【協力】広島国際アニメーションフェスティバル実行委員会

チラシPDFダウンロードはこちらから

上映作品・スケジュール

■8/10(金) [2作品・93分]

①10:30~ ①14:00~ ③18:00~
鑑賞料/大人510円、シニア(65歳以上)250円、平成生まれの方は無料

『ピカドン』
1978(昭和53)年 スタジオロータス 10分 カラー 16mm
演出/木下蓮三
原爆の悲惨さと平和への祈りを短編に凝縮したアニメーション。

『はだしのゲン』
1983(昭和58)年 ゲンプロダクション 83分 カラー 35mm
監督/真崎 守  声の出演/宮崎一成、井上孝雄、島村佳江、甲田将樹
原爆の惨禍と戦中戦後をたくましく生きる少年ゲンの姿を描いた、中沢啓治の漫画『はだしのゲン』をアニメーションにした作品。ゲンは原爆で父や姉を失うが、母はその直後、女の子を産む。ゲンは妹のミルクのために懸命に働くが…。

■8/11(土・祝) [2作品・86分]

①10:30~ ②14:00~
鑑賞料/大人510円、シニア(65歳以上)250円、平成生まれの方は無料
※各回の上映前に、『太陽をなくした日』の前田稔監督の舞台挨拶があります。

『太陽をなくした日』
2002(平成14)年 19分 カラー 16mm
監督/前田 稔
セミが鳴き、子どもたちの歓声が聞こえる。そんな日常を奪う原爆が広島に投下され…。広島出身の前田稔監督が描いたピース・アニメーション。

『クロがいた夏』
1990(平成2)年 ゲンプロダクション、中国放送 67分 カラー 35mm
監督/白土 武  声の出演/田口悦子、小刀将弘、中島ゆき、矢田耕司
伸子と誠のきょうだいは、カラスにおそわれていた子猫を助け、クロと名づけて育てる。が、8月6日の原爆は、クロの命も奪っていった。子どもたちと子猫のふれあいを通して、原爆の悲惨さを訴えるアニメーション。

■8/12(日) [2作品・114分]

①10:30~ ②14:00~
鑑賞料/大人380円、シニア(65歳以上)180円、平成生まれの方は無料

『この男子、宇宙人と戦えます。』
2011(平成23)年 コミックス・ウェーブ・フィルム 28分 カラー DVD
監督/山本蒼美  声の出演/木村良平、豊永利行、平川大輔
広島出身の山本蒼美監督の商業デビュー作。突如、セカイは宇宙人に侵略される。記憶喪失の高校生・カカシは、セカイでただ一人、宇宙人と戦うことができた。宇宙人臨時対策本部の職員・有川や、彼の上司のシロに見守られ、カカシは日々戦うのだが…。
(作品提供/コミックス・ウェーブ・フィルム)

『かっ飛ばせ!ドリーマーズ -カープ誕生物語-』
1994(平成6)年 広島映画センター 86分 カラー 16mm
監督/兼森義則  声の出演/甲田将樹、小山裕香、風見しんご、相原 勇
カープ誕生のエピソードを交えながら、原爆で家や家族を失った少年たちが草野球に打ち込んで、たくましく生きる姿を描く。
(作品提供/大阪映画センター)

■8/15(水) [1作品・94分]

①10:30~ ②14:00~ ③18:30~
鑑賞料/大人510円、シニア(65歳以上)250円、平成生まれの方は無料

『黒い雨にうたれて』
1984(昭和59)年 ゲンプロダクション、土田プロダクション 94分 カラー 35mm
監督/白土 武  声の出演/西城秀樹、島村佳江、大林丈史、政宗一成
原爆を扱った中沢啓治作品の原点ともいえる劇画をもとにしたアニメーション。原爆投下から30数年たった広島。幼い頃に被爆した岩田武司がマスターをつとめるスナック「赤馬」。そこに集まる被爆者の怒りと悲しみを描く。
(この作品は大人向けに製作されたアニメーションです。)

8月は平成生まれの方は映画鑑賞料が無料です!
2018年8月は、映像文化ライブラリーのすべての上映会で、平成生まれの方は映画鑑賞料が無料になります。学生証、運転免許証、健康保険証など生年月日を確認できる身分証明書をお見せください。

【お問い合わせ】広島市映像文化ライブラリー
■TEL 082-223-3525
■開館時間:火~土曜日 午前10時~午後8時(日曜日、祝日、8月6日は午後5時まで)
■休館日:月曜日(8月6日と祝日は開館)、祝日の振替日、12月29日~1月4日

【チラシダウンロード】
「広島ゆかりのアニメーション」チラシ(PDF/1.06MB)